不均斉な景気回復 3
1983年においてインフレは、主要先進市場経済国およびその他の先進途上開発国においても沈静化してきており、低い水準に収斂する傾向をみせています。
記録的な失業率が多くの国で賃金要求を抑制的なものにしました。
賃金上昇率の緩和、景気循環的な生産性の向上、低いエネルギー価格そして名目金利の低下が消費者物価の平均インフレ率を1982年の7.9%から1983年の4.8%に下げた主要な要因です。
米国と日本では通貨の比較的な強さが輸入価格を低く抑えました。
その他の国でも少しは改善が見られましたが、消費者物価インフレ率は平均して依然高く、アイスランドおよびポルトガルではむしろ上昇しています。
多くの先進市場経済諸国、特に欧州諸国における失業率が高水準にとどまっているのについてはいくつかの理由があります。
小規模の欧州諸国の雇用状況が改善される見込みは少ないものです。
このような高水準且いくつかの国では上昇を示している失業率は賃金要零を押し下げる圧力となっています。
高失業率に加え、財政緊縮策も多くの欧州諸国において賃金要求に直接的な影響を与えています。
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