不均斉な景気回復
1983年末に至り、在庫が漸増し、また、設備投資が大きく増加しました。
現在の景気回復時における投資に関連して特に重要なことは、企業利益の大幅改善です。
これは英国および米国で最も顕著でしたが、その他の先進市場経済国でもある程度見られました。
それは生産レベルの上昇および労働生産性の景気循環的上昇だけではなく、失業率が最高だった製造部門を中心とした賃金の大幅な抑制にもよるものです。
西独においては、機械および設備への民間投資は、1983年後半から84年前半にかけて目立った増加をみせ、日本および英国でも西独ほどではないですが増大を示しています。
カナダと英国における1983年の経済成長率の回復の主要因は、1982年の極めて低い水準より回復を示した消費、住宅投資および在庫の増加でした。
両国における民間消費需要の増大は、西独とフランスでもある程度そうでしたが、貯蓄率の低下を伴なっています。
この貯蓄率の低下はインフレの鈍化および消費者受インドの改善に関連しています。
しかし、西独の全般的な経済活動水準は低いものにとどまっています。