ネットワーク革命 6
技術革新の衝撃はとどまるところを知らずに進展しています。
80年代末期になると、WS(ワークステーション)によるLAN(ローカル・エリア・ネットワーク=構内通信網)が浸透を始めます。
WSはもともとアメリカのサン・マイクロシステムズ社によって、エンジニアリング(技術開発)用に技術者が個人で占有できるコストと計算処理能力を兼ね備えた小型のコンピュータというコンセプトで開発されたものです。
UNIXという研究技術者の間では標準的な基本ソフトをベースにしたこともあり、需要が爆発。
他社も続々と追随しました。
それまで技術者は、汎用コンピュータやミニコンを使って仕事をしていましたが、汎用機もミニコンも」つのコンピュータを一緒に時間を分けて使うという発想でした。
実際には、ミリ秒単位で時分割するため、あたかも一人で専有しているかのように見えますが、現実に何人もが一斉に使うと反応が遅くなり、仕事が進まない不満が増えていました。
WSは、そうしたニーズに「一人一台」の発想で応えたものでした。
同時に、WS同士をLANで接続すれば、データベースの共有や計算処理の分散もできるため、小回りがきいてシステム効率も高いという大きなメリットがあります。