ネットワーク革命 2
NTTが84年から開始したスーパーデジタル回線サービス、つまり光通信による大容量専用回線サービスは、企業内通信網のあり方にも革命をもたらしました。
スーパーデジタルは、ビット当たりの通信コストが大幅に低下。
これを活用して、例えば東京と大阪の本支社間で電話、ファックス、データ通信など、あらゆる通信をデジタル化して、一本の回線に乗せます。
こうした社内通信システムを構築することによって、約3割も通信コストが削減されるメリットがありました。
あるいは、テレビ会議も可能になったし、ホスト・コンピュータは郊外に設置して、地価の高い都心には、端末機とプリンタだけ置いて、オフィス・コストを節約するなど、まさにコンピュータと通信を組み合わせたさまざまなシステムができるようになったのです。
しかし、通信にしろ、OAにしろ、いろいろなメリットを享受できる反面、情報システム部門にとっては、守備範囲の広がりによる負担の増加と、新技術の未消化という頭の痛い問題を投げかけました。
通信技術の中核部分は、NTTやVAN会社に任せられるとしても、VANと基幹の情報システムとのつなぎ、パソコンの取り込み方など、考えなければならないことは急激に増えました。
しかし、情報化の進行は待ってくれません。
情報システム部門は、世の中の動きを追うことに必死だったのです。
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